アルコールが呼ぶ声がする

仕事とか秩父とか酒とか

freeeを退職した

いわゆる退職エントリです。

 

今日が最終出勤日でした。freeeには2018年1月から3年10ヶ月在籍。今までの中では1番短い在籍年数だけど「あ、そんなもんだったっけ」ってくらいには濃い時間を過ごせた。今まではQ末に辞めてきていたのでこういう中途半端な時期に辞めるというのはなかったから新鮮。事情があったので仕方がない。(単に社内規定の確認不足)

入った当初はセキュリティしか知らない酒ばかり飲んでる変なヤツだったけど、いろんなこと経験させてもらった。貴重な戦力になれたんじゃないかな。ただ、そうなれたのは周囲の人たちがいたおかげなので感謝しかない。

 

freeeでなにしてたの?

ざっくりいうとセキュリティ業務全般。エンジニアが関わるところはだいたい一度はお手付きしたと思う。

入社して2年程度は認証基盤の開発や保守をやってたチームに社内留学という形で入った。設計だ実装だとfreeeでの開発フロー全体を経験できた。一時期はスクラム開発を経験して発狂したり、(エセ)スクラムマスターとして動く時期もあったり(その辺の経験を友人たちと共同執筆して本出した)と開発から外れることもあったけど、概ね開発者として生きてた。

並行して、本職のセキュリティ屋のあれこれやセキュリティインシデントの対応をしていた。「なんか気になるなー」ってとこがあればペンテストをしてみたり標的型攻撃耐性診断をしてみたり。そのへんに対してすごく自由にさせてもらった。おかげで俺の端末だけ無法地帯になってる。なにしても「あぁこのトラフィックとIPはlivaさんか」で済む。最高。

社内留学が終わったあとはPSIRTチームの立ち上げをして、そこでアプリケーション側のセキュリティについて考えてた。本職に戻ってきたね。静的解析ツール入れたり、ライブラリにある脆弱性検知ツールを入れたり、コンテナスキャナ(trivy)入れてみたりと思いつくこと大体やった。勢いだったから大体は失敗したけどいい経験になった。設計レビューにも力を入れて、今はいい感じにやれてる。相談数も増えてきた。すごくいい。

在籍中ずっとやってたのはSlack巡回。Slack内で主に個人の分報チャンネルをふらふらと回って、とりあえず悩んでる人がいたら声かけてみたり、さっと回答できそうならその場で回答したりと。大事そうと思ったらチームに持ち帰って相談したり。雑談も多かったけど色々してた。輪読会の主催もいくつか。年始から雑に始めて、今年だけで何冊やったろうね?週5でやってたこともある。今は技術書じゃないけど途中のものがあって、これは退職後も続けてくつもり。会社のブログで書いたから読んで。

developers.freee.co.jp

 

slackにいるときは雑談して遊んでるか酒飲んで倒れてる姿を見ることが多かっただろうから「livaさん仕事しろよ」って思ってたはず。実際に仕事してるlivaさん見てる人ほとんどいないだろうし。朝寝坊して昼は寝て夜酒飲んでるから仕方ないよね。でもそれでいいと思ってる。

 

中にいてどうだった?

エンジニアとして生活するにはすごくよかった。

技術部隊は結構なプロダクト数をそれなりの規模で動かしているだけあって、みんな経験豊か。プロダクトごとに基盤技術はある程度共通化はされているのだけど、チャレンジ目的でいろんな技術が使われていた。今は使ってなくてもメリットがありそうなら検証目的で入れてみてってこともできる。目新しい技術も一通り試せて、なんならその筋の専門家がしれっといてすぐ聞けたりと、こういう環境はそうないなーって感じた。「なんとなくこれ面白そうだからやりたい」って言えばなんとかなるくらいにはチャレンジがしやすかった環境だった。horusecと出会ったのはこういう会社だったからと言うのはあるかもしれない。

developers.freee.co.jp

 

QA部隊もしっかりしていてリリース時に安心できる存在だった。セキュリティの施策も考えていてこれはやりきりたかったところ。課題を小さく見積もりすぎたのとスタートが遅かった、反省。思想は引き継いだと思うので期待。

勤怠もエンジニアは専門型完全裁量労働なのでかなり自由。定時勤務が苦手な俺にはちょうどよかった。12時起床13時再起床14時稼働開始とか、寝れなかったら5時開始15時退勤で布団に撃沈とか。出社時もかなり自由にやらせてもらったけどリモートになってからもかなり自由にさせてもらった。とても助かった。

事業部長クラスは(物理的にも論理的にも)近くにいるからゆるく雑談できるし、「これどうなんすかね?」って相談事を持っていけば考えてくれる。そういうところに時間作ってくれて現場が働きやすい環境を作ってくれようとするのは上としては当たり前とは思うんだけど、実際にそうやって動ける人はいなかったから出会ったときは驚いたし、こういう人がいる組織はとてもいいって思った。しかも複数人いる、すごい。感動しかない。

全社的にはイベント事がとにかく多かった。他部署の人とコミュニケーションを取る、という面ではとても便利だったのだけど、「なんか疲れる」というのが正直なところ。「強制って言ってないけど強制だよねそれ」って感じてしまってたのもあるかもしれない。まぁ「参加しないことに何も言われない」というのは助かった。会社で生活している中で同僚にも色んな人いるっていうのを実感できたし、会社もそれを良しとしてるのは良かった。生活しやすかった。

 

なんで退職したの?

んー、今でも「なんで辞めるんだっけ?」ってなるくらい、強い退職理由はない。ただ、上場を経て会社のフェーズも人も変わって、その中で保守的になってきてると感じたのかな。freeeに来て思ったのは0→1は苦手だけど1→5みたいなフェーズは得意なんだなってこと。今のfreeeのフェーズは成熟期入っているのでそこがずれてしまった感。今もまぁごちゃごちゃしてるけど整ってきてはいるので。

あとは在籍期間で積もり積もったものとタイミングだよね。人の転職は不満が積み上がって我慢していたところに来る些細な出来事がトリガーになりやすいからね、仕方ないね。直近で辞める人とも「なんで辞めるんだろうね?」みたいな話したり。そんなもんだよねーって。

 

次どこ行くの

バンドルカードを発行しているカンムに行きます。最近資産運用も始めたね。

kanmu.co.jp

ここでもfreeeと変わらずセキュリティを軸としてあれこれいろんなことをやっていく予定。freeeでやってきて感じたことをカンムにも還元していってそれをベースにしたいいプロダクトができあがったらいいなぁと思ってる。

唯一気にしてるのは定時があること。今まで裁量労働で働いてた俺が朝起きれるの?ってのが最大の懸念。初日から寝坊やらかしかねないからなー…こわいね。

 


 

結果として退職はしたけどfreeeはすごく働きやすい会社で、どのチームにも技術的に強い人が多くて、動かしてるプロダクトの規模もでかい。チームごとに色んな特徴があってそこにいる人達と交流しているだけで成長できるような組織だった。興味ある人はカジュアルだけでも行ってみるといいと思う。愉快な元同僚たちが出迎えてくれるはず。


干芋貼っときます。

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