アルコールが呼ぶ声がする

仕事とか車とか酒とか

1週間の在宅勤務を終えて

新型コロナウィルスの影響で現職でも急遽全社員出社禁止の上でフルリモート勤務が始まった。

準備が週末しかなく満足いく環境が準備できたわけではないけど、日頃からリモート勤務することがあったので家にあるものでとりあえずはなんとかなった。

フルリモート勤務をやってみての感想を書いてみる。

 

まずはよかったこと。

1. 集中できる

日頃たまにやるリモート勤務では普段から過ごす炬燵でやることが多かったのだけど、あまり集中できるとはいいがたい状態だった。

なので、フルリモートになるタイミングで作業場所をあつらえて、そこでひたすら仕事をすることをしていた。すると、余計なものが目に入らない分、普段会社行く時と変わらない環境が出来上がった。自分以外の人間がいないというのもあって、視界に入る人の動きを追うことも、周りの雑談に耳を傾けることもなく、ひたすらディスプレイとにらめっこしているだけでよくなった。

近所迷惑にならない程度に好きな音楽をスピーカーで聞けるのもなかなか良かった。イヤホンいらない、最高。

直会社に行くよりも全然集中できたし、アウトプットも多かったと思う。

 

2. リモート会議が快適

相手の表情や微妙な所作が読みづらいリモート会議は苦手意識が強かったが、実際に全員でリモート会議をやり始めたら、やりづらさは全く感じなかった。

議事録はGoogleDocでリアルタイムに上がってくるからちょっと違うならその場で編集ができる。

ただ、環境によっては音声が聞こえづらかったりしてファシリテーターの交通整理は必要になることはあるけど、自分が参加した会議ではそこまで大きな問題にはならなかった。

 

3. ストレスがない

意外と感じていたんだなーと思った部分がここ。特に通勤ストレス。通勤時間が40分-1時間の自分にとって電車内の時間は気持ちを切り替えるための重要な時間だと思っていた。帰りはもちろん面倒だし疲れるからストレスはあったんだけど、朝はそこまででもなかった。

ただ、リモートになってから通勤時間ゼロで仕事に入れるということを知ってからはもう無理だなって思った。

シャワー浴びて着替えてコーヒー淹れて作業場所でPCのスリープを解除すると、それだけでスイッチが入り、そのまま仕事することができる。1時間作業できる!最高じゃん!今回は一応1ヶ月の期間ではあるけど次の通勤ができるか心配である。

 

逆によくなかったところ。

1. 長時間労働になりがち

もとからワーカーホリック体質なのか、普段から残業で深夜残業に突入してしまう。ただ、普段は終電があるのでおとなしく帰るのだけど、自宅で作業をしていると寝床がすぐそばにあるので、限界まで仕事をしてしまう。健康的によくない。

 

2. 会話がない

会議以外の会話がほとんどない。発声練習しないと声の出し方を忘れる。普段から声を出していないからまずい。

 

一時はフルリモートでどうなるんだろうと思ったけど、重大なトラブルはなくてほっとしている。結構働きやすいのを実感できてよかった。

シュマッツアンバサダーを取るまで

この記事は Beer Advent Calendar 2019 18日目の記事です。 

 

10月にシュマッツで「ビールアンバサダーチャレンジ」が実施されてました。

www.schmatz.jp

 

友人たちと「よっしゃいくか」と取りに行ったときの話です。

 

最初

きっかけはなんだったか忘れたけど、9月頃に某コミュニティで話をしていたらこの話が投げ込まれて「久々にビール飲み行くかー」と飲みに行ったのが最初だったような気がします。

当時の自分は尿酸値の高騰に怯えビールを3年ほど飲んでいませんでした。ただ、今年の夏頃にたまたま飲んだとき、そういう前兆が感じられなかったので参加決めたと思います。単に「酒だー!」と行った感じもありますが記憶にございません。

 

1回目の訪問

初回は3人で行きました。

最初の一杯目を頼んだあとパスポートを貰ってスタート。

各銘柄ごとに違いが明確に出ていて好みを見つけるのが楽しい。個人的にはOktoBeerが一番好みでした。次点がHerz。どのビールも美味しかった。

この日は8杯を飲み干してフィニッシュ。というのも閉店時間が来てしまったため。一緒に行った友人と「あと1時間早ければ1日で達成できたはずだ」と悔しがってました。

 

2回目の訪問

2回目も3人ですが、前回一緒に行った内の1人は予定が合わず断念。別のメンバーを引き連れてコンプリートを目指します。

1回目の訪問でビール部門は飲み尽くしていたのでカクテルを制覇。シナモンアップルビアが完全にデザートで締めに飲むとよさそうだった。シャンディガフは安定。ビール・カクテルも案外いけるもんだと唸った日でした。

パスポートに貼るシールも12枚集めて、アンバサダーチャレンジ完了。

帰って申請をしてすべて終わりです。

 

その後

11月下旬に7種類飲んだ特典、お食事券が届きました。が、12月15日が期限なので使う暇はなさそうです。(2019/12/11現在)

公式ページ見て気付きました。

12種類の特典はこの記事の執筆11日現在届いていません。おそらく公開される頃には届いているはずです。ジョッキほしい。

(2019/12/16)

アンバサダーカードが届きました。


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尿酸値は安定の高数値を叩き出していますが、発作は起きていません。歩けているので大丈夫。ただ、時折つま先がピリピリするのはなんでしょうね。考えたくありません。

 

ビールは美味しいですが、飲み過ぎに気をつけてください。

最後に今年LTする予定だったときのスライドを貼っておきます。樽を空けるには肝臓が大事です。

speakerdeck.com

五反田酒飲み場

この記事は 飲んべえ・酒くず(のつもりでいる人)の Advent Calendar 2019 15日目の記事です。

 

2018年の頭に五反田にオフィスがある会社に転職して、そこそこの店舗を回ったのでお気に入りの店をリストしてみる。

 

1. 立呑処 へそ 五反田店

チェーン店の立ち飲み屋。サクッと飲んでサクッと帰れる気軽さがいい。パンの耳揚げたやつと餃子でひたすら飲める。あと安い。

tabelog.com

 

2. TGI FRIDAYS 五反田店

アメリカンな雰囲気に違わず、気軽に肉を食いたいときにはここにくる。ステーキは柔らかくソースも美味しい上に食べごたえがある。酒の種類も豊富。お値段はそこそこ。

www.tgifridays.co.jp

 

3. もつ千 五反田西口店

前職時代からよく通うもつ焼き屋。つまみは何食べても美味しいが、特に牛まるちょうと豚レバテキ、炙りタン刺しは酒に合う。赤ちょうちんらしくコスパも良し。

tabelog.com

 

4. チャコールグリル山武商店

同僚と飲んで終電を逃したときにたまたま見つけた居酒屋。日本酒の量がとても多い。日本酒に合う料理も提供されていて、何を食べても美味しい。朝4時までやっているのもポイント高いし助かる。

tabelog.com

 

5. ジンギスカン羊一 五反田西口店

目黒川沿いにあるジンギスカン屋。ジンギスカンを淡々とひたすら食べたいときに行っている。肉に臭みはなく、タレもそこまでくどくない。ビールやハイボールで流し込むと至福。お値段は普通。

tabelog.com

 

まだまだ行った店は多いけどこのくらいで。

オフィスの場所柄五反田東口はあまり行かないけど、いい店が多そうなので開拓したい。

富士そばはミニカツ丼セット(かけ)で決まり

この記事は富士そばアドベントカレンダー11日目です。

 

街中にあるサクッと食べれるそばチェーンで一番好きなのが富士そばさんです。

fujisoba.co.jp

 

普段の夕飯に、二日酔い、時間のないときなどなど、シーンを選ばず使えるのが良いです。

普段の食事に使うときはもっぱら「ミニカツ丼セット」をかけそばで注文しています。

もりではちょっと重いのでかけ、ミニカツ丼なのはちょうどよい量であり、単にカツ丼が好きだからです。富士そばに入ってカツ丼だけ食べるのはちょっと気が引けるのでミニカツ丼セットにしています。

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ミニカツ丼セットかけそば

 

ミニカツ丼の内容は小ぶりのヒレカツ2枚、玉ねぎ、卵というごくごく普通の組み合わせです。ちょっと辛めの出汁で味付けがされていて、卵は程よい半熟。カツ煮の下にいる白米には出汁が染みていてそれだけでもおいしい。

卓上の七味唐辛子をかけると締まった味になりさらに進む。間にそばをすするとあっという間に空になってしまう。

550円の低プライスでコスパもよく、とても好きなメニューです。

 

最近発売された肉骨茶そば、あれいいですね。二日酔いに覿面に効く優良そば。

 

2019年にやったこと

この記事は mohikanz Adevnt Calendar 2019 8日目の記事です。

 

12月も1/3が終わりそうで、みなさんは忘年会で多忙な日々を送っていることでしょう。内臓が悲鳴を上げ、なんとも言えないだるさが全身を支配し始める頃でしょうか。私の今年は忘年会の予定が皆無に近いので平和な日々です。温泉行きたい。

 

さて、2019年は例年に比べていろんなことした気がするので書き出してみます。

 

mohikanzのオフ会に初参加

確か平成元年に仕込んだビンテージ日本酒を開ける会だったと思う。

池袋近くの某所に初めて行って色々衝撃を受けたのを覚えている。当たり前のように終電を逃してタクシーで帰った記憶。このオフ会(飲み会)に参加してから一人飲みが格段に減った気がする。声をかければ誰かと飲めるって状況すごい!

単純に情報源としても優れているので何かと重宝していて、昔の2chみたいな感じで使ってる。今は頻度減ったけど楽しいことに変わりはないので酒飲みとしてのんびりと参加し続けたい。

 

アジャイル開発(スクラム)経験

良くも悪くもこれ一色の一年だった。得られたことと辛いことの両面で潰れそうになったけどかろうじて生き残って、そこでの経験を技術書典で執筆できたのはとても良かった。周りへのヘルプや協力の求め方を学習できたのも個人的にはいい経験。あれは一人でどうにもできないものだった。

考え方やキャリアの方向性を再考させてくれたけど、あのときのことはもう思い出したくもない。

 

技術書典で執筆(共同出版)

9月の技術書典でmohikanzの#scrum部屋住人と集まって本を一冊出した。これはとても楽しかった。

締切に追われるというつらさ、それを乗り越えて書き上げたという達成感、関係者でやる振り返りの楽しさ、物理本が売り切れるという嬉しさなどなど、いい経験ができた。文章の書き方を再度学習させてもらえて、伝える文章がどういうものなのかを学習できた。このブログで活かせてないと思うけど。

BOOTHで売ってるから買ってね!

booth.pm

 

叔父から譲り受けた車の名義変更手続き

なかなか貴重な経験をした。そもそも「譲られる」ことがなく、陸運局行って自分で手続をするなんてことも想像つかなかったが、やってみると意外と簡単だった。

車庫証明取得はとても面倒だけどナンバープレート交換は楽しい、という知見を得た。

これでオークションで買っても余裕!

 

スーパーGT観戦

個人的ハイライト。

中継ではよく見ていたけども現地で見ることは今までなかった。

11月に2レース見に行って満足感の高い経験ができた。

GT500やDTM車両はもちろんだけど、GT300もかなり早くてスマホでは限界を感じた。来年の観戦用にカメラ買おうと思った。サーキットをうろつくのは山歩きでもあって、トレッキング装備も揃えたほうがいいだろうなって感じた。キャンプ道具あると楽かもしれない。

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Rd8 WAKO'S LC500

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特別交流戦 ARTA NSX 特別カラー

 

まとめ

2019年は浮き沈みの激しい1年を過ごしたけども、2020年も楽しいことを続けて新しいことに挑戦する一年でいたい。挑戦ごととしてはサーキットで募集してるレースオフィシャルの講習を受けに行くのが最優先。

荒川水系のダム群

この記事はダムアドベントカレンダー 4日目の記事です。

 

今年もこの時期がやってきた。年末…

去年は滝沢ダムについて語ったけども、今年は少し広めに荒川上流部、秩父地域にあるダムの紹介をしてみる。

liva.hatenablog.com

 

荒川と上流域のダム群

荒川は奥秩父山塊甲武信ヶ岳に端を発し、埼玉県内の各自治体を横断しながら各河川を合流していく。東京都北区の岩淵水門で隅田川を分流後、河口間近で中川と合流して東京湾に流れ込む一級河川。上流部の秩父地域には多目的ダムが複数建造され、首都圏の水瓶として機能している。

上流域の秩父地方には以下の大規模ダムがあり、洪水時には連携して中下流域の洪水被害を防いでいる。

このダム群は立地的に近くにあり、その地域の名前を取って秩父4ダムとして呼ばれる。

 

秩父4ダムの概要

荒川水系の上流には4つダムあるが全てが本流上にあるわけではなく、二瀬ダム以外は支流に建造されている。

各ダムと支流の関係

いずれの支流も秩父市内で荒川本流と合流する。

 
位置関係

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秩父4ダムの位置関係

上: 合角ダム

右下: 浦山ダム

左下上: 滝沢ダム

左下下: 二瀬ダム
車で回ると90-120分程度かかる。特に二瀬ダム滝沢ダムは市街地から山中へ30km走る必要がある。

 

 各ダムの諸元

滝沢ダム

www.water.go.jp

 

二瀬ダム

www.ktr.mlit.go.jp

 

浦山ダム

www.water.go.jp

 

合角ダム

 

www.pref.saitama.lg.jp

 

各ダムの魅力

どのダムも性格が違っていて、訪問するたびに違う発見がある。

浦山ダムは国内の重力ダムで3番手の堤高を誇り条件が良ければ堤体上から秩父市街地を一望することができる。

二瀬ダムは毎年1-2月になるとダム下流で天然の氷柱を見ることができ、夜間ライトアップ時間に行くと幻想的な風景を見ることができる。

滝沢ダムはなんと言ってもループ橋とダムの風景が印象深い。ダム堤体から見てもよし、下流広場からループ橋をレンズのようにして見るもよし、アングルによって違う顔を見せてくれる。

合角ダムは秩父4ダムの中では小規模になるが、周囲の風景は季節ごとに変わり、周囲の3ダムに比べても見劣りしない。

 

また、秩父4ダムを回ってダムカードを4枚集めて二瀬ダム管理事務所に行くと、特製ダムカードがもらえる。これを貰いに行くのもいいと思う。

 

まとめ

 本当は今年の台風19号のときのこの辺のダムの話をしてみようと思ったんだけど、時間が足りなかった…別記事で立てようと思っているので、年末年始休暇の宿題にする。

秩父だけじゃなくて付近にある神流川流域のダムも魅力的なのがあって最近はよく行ってる。そのあたりのダムも記事にできたらいいなと思ってる。

洪水時の治水設備

10/12に上陸した台風19号は各地に甚大な被害を残していきましたね。

まだ全体像は見えていないものの、15日時点で50人以上の死者・行方不明があり、47河川66箇所での決壊があった様子。

近年の台風にしてはかなり大きかったのではないでしょうか。

被災地域やそこに住まわれている被災者の方々の早い復興を願います。また、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

 

さて、今回のメインの話題へ。

 

このエントリを書こうと思ったキッカケ

台風が過ぎ去ってのんびりとtwitterを眺めていたらこんなTweetを見かけた。

 

「あー、(ブログやLT)ネタとしてちょうどいいなぁ。」な感じでTweetした ら、友人から「やらないの?」というリプがあった。

 

 

このやり取りのあと構成考えていたら会社の同僚からも言われたので書いた。

自分の知識整理にもなるからね、ちょうどいいよね。

技術書典には出す気力がないので電子版でもう少し掘り下げたのを出すかもしれない。乞うご期待。

 

治水設備の種類

治水設備」と一言で言っても役割によっていくつか種類がありそれぞれに担っている役割が異なる。

一番身近な治水設備としては「堤防」、大雨時に活躍する「ダム」「遊水地」などがある。他にも「水門」や「堰」、「調整池」などがあるが今回は割愛する。

 

堤防

堤防は平常時は遊歩道や車道など生活と紐付いて使用されているが、洪水時には川の水を受け止め堤防内を守ってくれる。川と生活圏の間にある壁のようなものであり、川が多少増水しても問題がないのは堤防の働きが大きい。

堤防はダムのような調整機能は持っていないため、川の水位が上がり続けると為す術もなく、水が堤防を越える越水や堤防が破壊される決壊が起き、生活圏内に水が流れ込む。流れ込んだ水によって住居や家財道具は破壊される上に、水に浸かった部分の消毒・撤去などで甚大な被害が出る。

水が越えない限りはとても頼りになる設備である。

 

遊水地

遊水地は漢字のまま「水を遊ばせる地」である。人工的に氾濫を起こし、下流域の洪水被害を軽減させる目的で設置される。関東圏で有名な場所としては渡良瀬遊水地がある。遊水地の名前はないが鶴見川沿いの新横浜公園も遊水地としての機能がある。

氾濫原としての機能上、人が定住することは難しく、動植物にとっての楽園になりやすい。渡良瀬遊水地ラムサール条約の登録湿地になっている。

 

ダム 

川を堰き止め人造湖を形成し、平常時は産業用水や発電、大雨時に洪水調整に使われる多目的な土木構造物。治水設備としては最大規模になる。その規模から国家プロジェクトとして進むが、ダムが形成する人造湖に水没する住民との補償問題、多額の税金を使うことになるため政治問題の道具に使われることが多い。民主党政権時に話題になった八ッ場ダムはまさにその典型で政治問題として使われたために竣工まで数年遅れる事態になった。

近年ではダム湖周辺に散策路やキャンプ場を設置して観光地化したり、ダムカードを配布して訪問者を増やしたりと親しみやすい施設となってきている。

 

 

 

治水設備の役割

大雨時の各治水設備はそれぞれが連携して洪水を防止する。

 

降雨前

上流域にあるダムは降り始めまでに貯水率を下げ、降雨時に水を貯められるようにしておく。

 

降雨初期(〜6時間)

ダムはダムへの流入量より少ない水量を下流に流し、徐々に水を貯め始める。遊水地、堤防はこの時点では通常時と変わらない。

 

降雨中期(〜12時間)

ダムの貯水率とダム上流域での降水量、河川の流入量を勘案しつつ、徐々に放水量を増加させる。中流域では徐々に河川の水位が徐々に増加し始める。

さらに降水量が増え、ダムからの放水量が増加すると、中流域では氾濫危険水位まで増水し堤防が壁となり、住民の生活圏を守る。下流域でも水位が増加し始める。遊水地では水が貯まり始めるのもこの頃。

 

降雨最盛期(〜18時間)

ダムの調節機能が麻痺し始め、ダム崩壊の可能性が出た場合、流入量と放水量を同量にする「緊急放流」が行われることがある。降雨中期のような水位調節ができなくなり、ダムとしての機能を失った状態であり、放水量を増やすわけではない。

ダムが緊急放流を行った場合、中下流域では川の水位が急激に増加する。流域周辺にある遊水地や調整池でも貯水が行われるが、それでも処理しきれず水位が増加し続けると、水が堤防を越える越水が起き、生活圏内に水が流れ込む。その後堤防が水に削られて弱くなり水圧に耐えられなくなったときに堤防自体が崩壊する決壊が起き、広範囲の周辺流域が水没する。

 

降雨後

降雨が落ち着いてくるとダムは放水量を徐々に減らしていき、通常時の放水量に戻していく。遊水地や調整池に貯水した水も徐々に下流へ流し、通常時の水位に戻していく。河川の水位はすぐに下がらないが、2-3日で通常時の水位に戻る。

越水・決壊が起きた地域ではポンプによる排水が行われる。堤防は応急処置が行われる。

 

こんなんでいいのかな

すごいざっくりとしたものになってしまったけど、基本的に抑えておくところは抑えたつもり。

ダムはもっと掘り下げることができるので別エントリ。一級河川によって対策の取り方とかも違っているのでそういうところを掘り下げたのは電子版で書く予定。

アウトラインだけでもかなりなボリュームになったから、年始に出せればいいよなぁくらいの感覚。

 

名古屋への道中で寄ったダムの話も書かないと…