この記事はダムアドベントカレンダー 4日目の記事です。
今年もこの時期がやってきた。年末…
去年は滝沢ダムについて語ったけども、今年は少し広めに荒川上流部、秩父地域にあるダムの紹介をしてみる。
荒川と上流域のダム群
荒川は奥秩父山塊の甲武信ヶ岳に端を発し、埼玉県内の各自治体を横断しながら各河川を合流していく。東京都北区の岩淵水門で隅田川を分流後、河口間近で中川と合流して東京湾に流れ込む一級河川。上流部の秩父地域には多目的ダムが複数建造され、首都圏の水瓶として機能している。
上流域の秩父地方には以下の大規模ダムがあり、洪水時には連携して中下流域の洪水被害を防いでいる。
このダム群は立地的に近くにあり、その地域の名前を取って秩父4ダムとして呼ばれる。
秩父4ダムの概要
荒川水系の上流には4つダムあるが全てが本流上にあるわけではなく、二瀬ダム以外は支流に建造されている。
各ダムと支流の関係
いずれの支流も秩父市内で荒川本流と合流する。
位置関係
上: 合角ダム
右下: 浦山ダム
左下上: 滝沢ダム
左下下: 二瀬ダム
車で回ると90-120分程度かかる。特に二瀬ダム、滝沢ダムは市街地から山中へ30km走る必要がある。
各ダムの諸元
合角ダム
各ダムの魅力
どのダムも性格が違っていて、訪問するたびに違う発見がある。
浦山ダムは国内の重力ダムで3番手の堤高を誇り条件が良ければ堤体上から秩父市街地を一望することができる。
二瀬ダムは毎年1-2月になるとダム下流で天然の氷柱を見ることができ、夜間ライトアップ時間に行くと幻想的な風景を見ることができる。
滝沢ダムはなんと言ってもループ橋とダムの風景が印象深い。ダム堤体から見てもよし、下流広場からループ橋をレンズのようにして見るもよし、アングルによって違う顔を見せてくれる。
合角ダムは秩父4ダムの中では小規模になるが、周囲の風景は季節ごとに変わり、周囲の3ダムに比べても見劣りしない。
また、秩父4ダムを回ってダムカードを4枚集めて二瀬ダム管理事務所に行くと、特製ダムカードがもらえる。これを貰いに行くのもいいと思う。
まとめ
本当は今年の台風19号のときのこの辺のダムの話をしてみようと思ったんだけど、時間が足りなかった…別記事で立てようと思っているので、年末年始休暇の宿題にする。
秩父だけじゃなくて付近にある神流川流域のダムも魅力的なのがあって最近はよく行ってる。そのあたりのダムも記事にできたらいいなと思ってる。