アルコールが呼ぶ声がする

仕事とか車とか酒とか

荒川水系のダム群

この記事はダムアドベントカレンダー 4日目の記事です。

 

今年もこの時期がやってきた。年末…

去年は滝沢ダムについて語ったけども、今年は少し広めに荒川上流部、秩父地域にあるダムの紹介をしてみる。

liva.hatenablog.com

 

荒川と上流域のダム群

荒川は奥秩父山塊甲武信ヶ岳に端を発し、埼玉県内の各自治体を横断しながら各河川を合流していく。東京都北区の岩淵水門で隅田川を分流後、河口間近で中川と合流して東京湾に流れ込む一級河川。上流部の秩父地域には多目的ダムが複数建造され、首都圏の水瓶として機能している。

上流域の秩父地方には以下の大規模ダムがあり、洪水時には連携して中下流域の洪水被害を防いでいる。

このダム群は立地的に近くにあり、その地域の名前を取って秩父4ダムとして呼ばれる。

 

秩父4ダムの概要

荒川水系の上流には4つダムあるが全てが本流上にあるわけではなく、二瀬ダム以外は支流に建造されている。

各ダムと支流の関係

いずれの支流も秩父市内で荒川本流と合流する。

 
位置関係

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秩父4ダムの位置関係

上: 合角ダム

右下: 浦山ダム

左下上: 滝沢ダム

左下下: 二瀬ダム
車で回ると90-120分程度かかる。特に二瀬ダム滝沢ダムは市街地から山中へ30km走る必要がある。

 

 各ダムの諸元

滝沢ダム

www.water.go.jp

 

二瀬ダム

www.ktr.mlit.go.jp

 

浦山ダム

www.water.go.jp

 

合角ダム

 

www.pref.saitama.lg.jp

 

各ダムの魅力

どのダムも性格が違っていて、訪問するたびに違う発見がある。

浦山ダムは国内の重力ダムで3番手の堤高を誇り条件が良ければ堤体上から秩父市街地を一望することができる。

二瀬ダムは毎年1-2月になるとダム下流で天然の氷柱を見ることができ、夜間ライトアップ時間に行くと幻想的な風景を見ることができる。

滝沢ダムはなんと言ってもループ橋とダムの風景が印象深い。ダム堤体から見てもよし、下流広場からループ橋をレンズのようにして見るもよし、アングルによって違う顔を見せてくれる。

合角ダムは秩父4ダムの中では小規模になるが、周囲の風景は季節ごとに変わり、周囲の3ダムに比べても見劣りしない。

 

また、秩父4ダムを回ってダムカードを4枚集めて二瀬ダム管理事務所に行くと、特製ダムカードがもらえる。これを貰いに行くのもいいと思う。

 

まとめ

 本当は今年の台風19号のときのこの辺のダムの話をしてみようと思ったんだけど、時間が足りなかった…別記事で立てようと思っているので、年末年始休暇の宿題にする。

秩父だけじゃなくて付近にある神流川流域のダムも魅力的なのがあって最近はよく行ってる。そのあたりのダムも記事にできたらいいなと思ってる。

洪水時の治水設備

10/12に上陸した台風19号は各地に甚大な被害を残していきましたね。

まだ全体像は見えていないものの、15日時点で50人以上の死者・行方不明があり、47河川66箇所での決壊があった様子。

近年の台風にしてはかなり大きかったのではないでしょうか。

被災地域やそこに住まわれている被災者の方々の早い復興を願います。また、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

 

さて、今回のメインの話題へ。

 

このエントリを書こうと思ったキッカケ

台風が過ぎ去ってのんびりとtwitterを眺めていたらこんなTweetを見かけた。

 

「あー、(ブログやLT)ネタとしてちょうどいいなぁ。」な感じでTweetした ら、友人から「やらないの?」というリプがあった。

 

 

このやり取りのあと構成考えていたら会社の同僚からも言われたので書いた。

自分の知識整理にもなるからね、ちょうどいいよね。

技術書典には出す気力がないので電子版でもう少し掘り下げたのを出すかもしれない。乞うご期待。

 

治水設備の種類

治水設備」と一言で言っても役割によっていくつか種類がありそれぞれに担っている役割が異なる。

一番身近な治水設備としては「堤防」、大雨時に活躍する「ダム」「遊水地」などがある。他にも「水門」や「堰」、「調整池」などがあるが今回は割愛する。

 

堤防

堤防は平常時は遊歩道や車道など生活と紐付いて使用されているが、洪水時には川の水を受け止め堤防内を守ってくれる。川と生活圏の間にある壁のようなものであり、川が多少増水しても問題がないのは堤防の働きが大きい。

堤防はダムのような調整機能は持っていないため、川の水位が上がり続けると為す術もなく、水が堤防を越える越水や堤防が破壊される決壊が起き、生活圏内に水が流れ込む。流れ込んだ水によって住居や家財道具は破壊される上に、水に浸かった部分の消毒・撤去などで甚大な被害が出る。

水が越えない限りはとても頼りになる設備である。

 

遊水地

遊水地は漢字のまま「水を遊ばせる地」である。人工的に氾濫を起こし、下流域の洪水被害を軽減させる目的で設置される。関東圏で有名な場所としては渡良瀬遊水地がある。遊水地の名前はないが鶴見川沿いの新横浜公園も遊水地としての機能がある。

氾濫原としての機能上、人が定住することは難しく、動植物にとっての楽園になりやすい。渡良瀬遊水地ラムサール条約の登録湿地になっている。

 

ダム 

川を堰き止め人造湖を形成し、平常時は産業用水や発電、大雨時に洪水調整に使われる多目的な土木構造物。治水設備としては最大規模になる。その規模から国家プロジェクトとして進むが、ダムが形成する人造湖に水没する住民との補償問題、多額の税金を使うことになるため政治問題の道具に使われることが多い。民主党政権時に話題になった八ッ場ダムはまさにその典型で政治問題として使われたために竣工まで数年遅れる事態になった。

近年ではダム湖周辺に散策路やキャンプ場を設置して観光地化したり、ダムカードを配布して訪問者を増やしたりと親しみやすい施設となってきている。

 

 

 

治水設備の役割

大雨時の各治水設備はそれぞれが連携して洪水を防止する。

 

降雨前

上流域にあるダムは降り始めまでに貯水率を下げ、降雨時に水を貯められるようにしておく。

 

降雨初期(〜6時間)

ダムはダムへの流入量より少ない水量を下流に流し、徐々に水を貯め始める。遊水地、堤防はこの時点では通常時と変わらない。

 

降雨中期(〜12時間)

ダムの貯水率とダム上流域での降水量、河川の流入量を勘案しつつ、徐々に放水量を増加させる。中流域では徐々に河川の水位が徐々に増加し始める。

さらに降水量が増え、ダムからの放水量が増加すると、中流域では氾濫危険水位まで増水し堤防が壁となり、住民の生活圏を守る。下流域でも水位が増加し始める。遊水地では水が貯まり始めるのもこの頃。

 

降雨最盛期(〜18時間)

ダムの調節機能が麻痺し始め、ダム崩壊の可能性が出た場合、流入量と放水量を同量にする「緊急放流」が行われることがある。降雨中期のような水位調節ができなくなり、ダムとしての機能を失った状態であり、放水量を増やすわけではない。

ダムが緊急放流を行った場合、中下流域では川の水位が急激に増加する。流域周辺にある遊水地や調整池でも貯水が行われるが、それでも処理しきれず水位が増加し続けると、水が堤防を越える越水が起き、生活圏内に水が流れ込む。その後堤防が水に削られて弱くなり水圧に耐えられなくなったときに堤防自体が崩壊する決壊が起き、広範囲の周辺流域が水没する。

 

降雨後

降雨が落ち着いてくるとダムは放水量を徐々に減らしていき、通常時の放水量に戻していく。遊水地や調整池に貯水した水も徐々に下流へ流し、通常時の水位に戻していく。河川の水位はすぐに下がらないが、2-3日で通常時の水位に戻る。

越水・決壊が起きた地域ではポンプによる排水が行われる。堤防は応急処置が行われる。

 

こんなんでいいのかな

すごいざっくりとしたものになってしまったけど、基本的に抑えておくところは抑えたつもり。

ダムはもっと掘り下げることができるので別エントリ。一級河川によって対策の取り方とかも違っているのでそういうところを掘り下げたのは電子版で書く予定。

アウトラインだけでもかなりなボリュームになったから、年始に出せればいいよなぁくらいの感覚。

 

名古屋への道中で寄ったダムの話も書かないと…

只見川水系の3ダム訪問

プロローグ

地元は福島県白河市なんだけど、実家に帰ったとき「翌日会津方面行くとして、どこいくか」となっていた。Googleマップを眺めていたときに甲子高原を貫いて南会津方面に抜けるR289を辿ったところ「田子倉」「奥只見」の文字が見えた。

 距離と経路を確認してまず田子倉を目的地に決定。

奥只見はちょっと悩んでいた(福島県側はあの酷道352号線)が、新潟県側の入口シルバーラインの存在を思い出して行くことに決定

 

7/13 20:00 只見駅

学生時代よく使ったコンビニで飲み物を補給して出発。R4を南下して途中で給油を行いR4和尚壇交差点でR289へ乗り換え。甲子高原の走行中結構な雨に降られた挙げ句、視界2-30mほどの霧が発生したけど、幸い前後に車はなく、対向車に気をつければいいだけだったので西進。甲子トンネルを抜け道の駅しもごうで休憩を取る頃には雨・霧ともに落ち着いていた。さらに下って県道347号に乗り換え、会津田島駅の手前でR289へ再び合流し只見方面へひたすら走行。一般国道らしい2車線がひたすら谷間を抜けていく。昼間だったらいい雰囲気だったんだろうな。南会津町のR401交点も只見町方面へ。ここからは伊南川沿いに北上。23時前にはJR只見駅前の駐車場に到着。思ったより全然近かった。

 只見ダムで寝ようと思ったけど、とある事情で気味悪くなったので諦め。

駅前でそのまま朝を迎えた。

 

7/14 5:00 只見駅前から只見ダム&田子倉ダム

 雨の打つ音で起きて、朝一の駅前散歩。

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只見駅ホーム

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小出側から

いい雰囲気。しっかし何にもない。コンビニないのは予想外だった。

軽く身を整えて只見ダムへ向かう。

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只見ダム碑

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只見ダム堤体から町内方面


只見ダム諸元はこちら。

damnet.or.jp

 

小さい堤体ではあるけど、Theロックフィルな佇まいがいい。

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只見ダムから田子倉ダム

ダム湖から立ち上る霧越しに見える田子倉ダムはとても幻想的だった。

ダムカードをゲットして、田子倉ダムへ向かう。

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田子倉ダム

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田子倉発電所

田子倉ダム諸元はこちら。

damnet.or.jp

下流の只見ダムと比べ物にならないくらいにデカイ。ここでもダムカードをゲットして、いよいよ奥只見ダムへ。

田子倉ダム湖沿いにR352が走っていて、ひたすらに魚沼方面へ西進。全線2車線でなかなかに走りやすいが、沿線に人の気配がほとんどない。結局奥只見シルバーラインに入る手前でローソンに出会うまでコンビニには一切会わなかった。

 

7/14 10:30 奥只見シルバーラインへ。

ローソンで飲み物を補給して奥只見シルバーラインへ向かう。料金所跡を抜けてすぐに1号トンネル。短めのトンネルとスノーシェッドが交互に続いた後唐突に10km近いトンネルに突入。内部は湧水で湿気がすごい上に10度前後の気温で窓を開けてると寒いくらい。手掘りトンネルなので岩のゴツゴツがとても目立つ。幅が広いわけではなく、更に暗いので結構な息苦しさがあった。長大トンネルはR140雁坂トンネルや首都高山手トンネル、関越トンネルなどなど結構走ったけど息苦しさや圧迫感は段違い。途中工事による片側交互通行を抜けつつ20km弱走ったところで銀山平奥只見ダムで分かれるトンネル内T字路が出現。トンネル内分岐はR140の二瀬ダム近くしか知らんぞ…奥只見ダム方面へ。トンネルを抜けるとフロントガラスが結露で真っ白になりつつ、駐車場に向けて坂を下る。

 

7/14 11:15 奥只見ダム到着

 70年代のドライブインかよって建物が未だに現役なのにびっくりした。ダムカードは山を登った先の電力館で配布とのことなので山登り。途中電源神社なる祠を発見。

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電源神社

旅程の安全を祈願してダムカードをゲット。ダムカードと一緒に記念品としてボールペンももらった。

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奥只見ダムカード

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奥只見ダム下流

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銀山湖

奥只見ダム諸元はこちら。

damnet.or.jp

いやー、すごい山の中。群馬の上野ダムもよっぽどだったけど、奥只見ダムもすごい。ドライブコースとしてはなかなかの距離ではあるけど、悪くないのでたまに来るのはいいかもしれない。

少し周辺を散策したものの、温泉に入りたいために奥只見ダムを後にする。

トンネル内分岐で銀山平方面に向かうと白銀の湯の看板を発見したので、そちらに向かう。

 

7/14 12:00 白銀の湯で休憩をして帰路へ

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白銀の湯

こじんまりしたロッジ風の建物。周辺にはコテージがあってそれに合わせた感じ。

露天には源泉かけ流しがあるものの温めでちょっと寒いので加温されている方に入る。山奥でだらだらとするにはちょうどいい。二度風呂入って山道での疲れを取った後、帰路に。R17に出た後は苗場三国猿ヶ京沼田渋川と抜けて20:30頃には家に着いた。

 

エピローグ

只見川水系のダムは行ってみたいと思っていて、勢いでも行けたのはよかった。思ったよりも回りやすいルートで行けるのは良き発見。奥只見シルバーラインは噂に違わぬ道路であまり頻繁に走りたいとは思えないけど、別ルートの枝折峠もなかなかの酷道だから…仕方ない。

 

次は北陸有峰ダムを目指す予定。

兼務でスクラムするっていうバッドケースを経験した

以前もこのブログでとりあげたスクラムの話題。 社内ではあの当時よりさらにスクラムが流行している。CSM取る人が増えてきたり、スクラムをトライアルするチームが増えてきた。 自分は業務上兼務をしていて、その留学先のチームでも外侮からスクラムコーチを招聘してスクラムのいろはを吸収している最中。たしかに素晴らしいメソッドだと思う。思うだけで、自分はメリットを享受していない。「 スクラムのバッドケース 」と言われている状態を現在進行系で進めている中で感じたことを書いてみる。

※以下ネガティブな内容を多々含むが、個人的にはスクラムはいいものだと思っているし、しっかりとした検討とチームタスクをスクラムに合わせていくことができれば、生産性は上がるんだろうとも感じている。そのため「こういうケースもあるぞ」というのを伝えたいだけであり、スクラムを否定するものではないことを書いておく。

前提

自分は本所属しているチームとは別に留学先チームの業務も抱えていて、2チーム兼務している形になっている。ここでは留学先をAチーム、所属をBチームで置き換える。業務配分はAチームとBチームで7:3。5日間で使える時間は週5日の1日8時間の合計40時間として、それぞれ28時間と12時間。Bチームで使っているうちの8時間は作業とベンダ調整に使い、残りの4時間はQ中に進める必要があるタスク進行と差し込み用のバッファ。Aチームの28時間はAチームのメンバーと一緒に各プロダクトで実装。この中にはスクラムイベント一式が含まれる。

スクラムイベント

1スプリントは1週間、5営業日。 火曜日 14:00~17:00 Aチーム全体レビュー&レトロスペクティブ 水曜日 13:00~14:30 Aチームプランニング 2月頃に比べたらだいぶ短くなった。(少し前までプランニングは11:30から15:00頃までやった上に終わらないケースがあった)

3ヶ月回した結果どうなったか

生産性といわれるものが見事に 暴落 、メンタルにきて不眠症再発、業務バランス崩壊した分を取り戻すために長時間労働でさらに体調悪化。

何がやばかったのか

兼務という立場からくる可処分時間の減少 、これに尽きる。 時系列で書くとどう落ちていくかが見えそうなので1-3月までを順に並べてみる。

1月

シンプルに スクラムとはなんじゃろな?な状態 なのでニュートラル。この頃はイニシャルコストだと諦めていた。 この頃はまだ今までの業務バランスを保てていた。

2月

1月中ごまかしながら進めていたBチームとの業務バランスを取ることに苦心し始め、負の感情が芽生え始めたのがこの頃。 スクラムイベントの長さスプリントの短さ作業時間のなさ がしんどかった。1月のように諦めたらそのまま溺死しそうな状況。Aチームでのスクラムイベントはほぼ2日の拘束があり、その間ひたすら会議室にいる。スプリントの短さは作業のなさにも直結してくるんだけど、5日中2日が潰れるということは3日しか作業できないということ。これが精神的にきつく、AチームとBチームの作業比率を考えるとこの時点でAチームには1.5日しか使えない。ここにMTGが入ったりすると何もできない。さらに、この時点でBチームの自分担当で必達とされていたタスクには1月にした準備以外何も手がついていない状態。手を付けられないとも言う。 この時点では業務配分が Aチームスプリントタスク7:Aチーム差し込みタスク1:Bチーム通常タスク1:Bチーム差し込みタスク1 というAチームに8を割いてる状態に変化してた。

3月

初旬はとあるイベントにより1スプリント抜け、その後必達タスクの進捗が赤信号になり、このままでは月末までに挽回できなくなりそうな状況が見えた。必達を落とすのはまずいのでAチームマネージャーとの1on1中に相談して1スプリント抜ける。その時抱えていたタスクはチームメンバーへ移譲。この頃にはAチームのマネージャーに加え、Bチームのマネージャーとの1on1で「スクラムつらいっす」って話をし、slackのtimesで思うがままにつらつら書きながらも、なにかないかともがいていた。スクラムに対してアレルギー的な何かを出しつつもある種吹っ切れて、「それやるの厳しいっすねー」ってことをよく言っていた。チームメンバーには負担を押し付けてしまって申し訳ないと思っていたので、細かい部分は自分がなるべく引き受けて、チームメンバーにはスプリントのタスクに集中してもらおうとしたりで 裏方に徹した 。「これは割と良かったんじゃないか?」と自分では思っている。少し楽になったのもこの頃。3月終盤に「Bチームにもスクラムを」という話を聞いて、「兼務中のスクラム1つでもしんどいのにスクラムも兼務って嘘だろ…」と絶望したところで3月終了。このダブルスクラムの話を聞いてから雑談slackでも相談し始めた。

3ヶ月でわかったこと

中途半端に入ると全員が不幸になる

僅かな光明が見えた?

3月後半のスプリントタスクを担当できないときにやっていた、 PRレビューを一手に引き受ける差し込みを全て拾う 、といったところを自分が一手に受け持ち、 チームメンバーが実装に集中できるように裏方に徹する とスムーズに回るのが何となく見えた。後ろ向きな対応ではあるかもしれないけど、レビューの速度は開発速度にも直結していると思う、思うことにした。ただし、1人分の手がなくなるので手数は足りなくなる。これはどうしようもない。自分がスプリントタスクを担当することによるマイナスよりはマシ、と自分の中で割り切った。 ただ、これがスクラムやってることになるかというときっぱりと「No」という。何も生み出していない、チームにコミットするものがなにもないもの。スクラム動物園での「鶏」に近いのかな。

4月以降

Bチームのスクラムは、蓋を開けたらそこまでガッツリやるわけではなく、各人のタスク量と進捗を測る程度のものだったので、身構える必要はまったくなかった。Aチームは引き続きやっていくため、3月後半に見えた光明をベースに立ち回りをしてみる。ここ最近のスプリントを見る限りは「ある程度スムーズに回るんじゃないか?」と思っているので、「プランニング時に設定するポイントを間違えなければ安定するはず」という仮説を立てているところ。 実コーディングに関わるところもやりたいが、それはまだ余裕がない。なんとなくこのままフェードアウトする予感はしている。


2-3月の可処分時間の激減は本当に堪えた。とにかく時間が捻出できない。時間が捻出できなくて抱えてるタスクが進まない。そのままスプリントが終わる。今振り返ると兼務という立場よりも時間捻出の困難さのほうがつらかったのかもしれない。兼務には兼務で問題が多いのだけど、その問題を凌駕する時間のなさ。 兼務の話はしだすと長くなるのと、兼務はある程度年数経ってる人は誰しも経験したことあるだろうから、今さら自分が書く必要はないと思っている。

ターニングポイントは2月末に起きたイベントで、スプリントを抜けたことで光明が見えたような気がする。 最近は雑談slackの有識者たちにも相談し、なにか知見はないかと状況打開を図っている。現時点では「無理でしょ(要約)」という意見しかない。一番身近な弊社で招聘しているスクラムコーチにも聞いてみたところ「明らかに疲弊していくのでおすすめはしませんし、勧めてくる人がいたら殴っていいですよ」とのこと。本当にこれはいかんのだと思う。実際「その状態はスクラムチームに参加してるの?」と言われると「Noかなー」というのが結論。ただ、個人的には好転しそうな立ち回り手段があるのでそれをベースに動くのはありだと思ってる。

スクラム開始して1ヶ月で思うこと

 

最近メンタルぶっ壊れてる。戻さないとまずいけど、特効薬がない分つらい。「自分で何すればいいんじゃろか」というのがわかってないのもしんどい。

 

会社で所属しているチームでは、年始からスクラムを導入していて、ようやく1ヶ月ほど経過した。

1月はチームのスクラム識者が音頭とりながら我流で、2月は外部からスクラムコーチを招聘して、実際にスクラムの基礎から一つ一つアドバイスをもらってメンバーがなんとか回している。

1ヶ月も経てばメリット・デメリットが見えてくるもので。 メリット書いてる記事はググればいくらでも出てくるので、デメリットを流してみる。

 

スクラム?なんじゃそりゃ」って人はこちらどうぞ。

www.ryuzee.com

 

チーム構成とかスクラムイベント周り

自分のスクラム知識 

アジャイルサムライをざっと流し読み。基本的な流れと要点は理解。実際に回すのはこのチームが初。

 

チーム構成

プロダクトオーナー1人、スクラムマスター1人、メンバー4人

スクラム的にはオーソドックスな構成。自分はメンバーの位置。

 

スクラムイベント

1スプリント1週間

水曜AMにレトロスペクティブ、水曜PMプランニング、週末挟んで火曜PMにスプリントレビュー、毎朝デイリーでチームメンバーとの進捗共有。デイリーの共有事項は「やったこと」「やること」「困ってること

使っているツールはJIRA。

 

基本的な情報は以上。

 

以下、回しながら思ったことをつらつらと。

1. 業務割合を考えていくことに疲弊する

2. タスク/ユーザーストーリーの境界が曖昧

3. レビュー/プランニングが長い

4. ベロシティ増やしていくことが主になっていてチャレンジングなことがやりづらい

 

主観しか入ってない気がする。まぁいいや。

まず1。

これこそ個人的な事情なんだけど、自分は今2チーム兼務して業務に当たっている。兼務なのでもちろん双方のチームから仕事が入ってくる。ただその業務割合はある程度決まっていて、今まではその中でバランスを取っていた。

そのうちの片方でスクラムを導入するとどうなるか。自分の中の業務割合が「Aチーム:Bチーム」だけだったのが、「Aチーム(スクラム):Aチーム(差し込み):Bチーム」という、3つのバランスを考える必要が出てくる。なんで考える必要があるかというと、プランニングの時にある程度差し込みを考慮して、それによって週に片付けられるストーリーポイントを決めるという取り決めをしているから。今まではAとBの業務割合をうまいこと調整するだけで済んでいたんだけど、これにスクラムの業務割合を考え始めると途端に厳しいものが出てくる。決まっている業務割合の中でさらにスクラムと差し込みを分けていくと業務がパンクする。純粋な単独チーム所属で進めるにはいいかもしれないけど兼務していると結構しんどい。

 

2。

自分の中では「ユーザーストーリーという一つの大きな枠があってその中に細かいやるべきことアイテムとしてタスクが存在していてタスクのポイントを積み上げた結果がユーザーストーリーのポイント」という認識でいるのだけども、どうもチームメンバーとは認識が違うらしい。この認識が違うまま日々進んでいる。もやもや状態。ただそれを晴らそうというには俺の自信とチームメンバーへの心理的安全性が高くない。根が深い。

 

3。

読んでそのまま。まだ導入して1か月、まだまだ慣れてないのは自明。だが長い。レビュー・レトロスペクティブ・プランニングの拘束は時間換算で丸1日。それぞれ別な日に行われるのでそれぞれ半日拘束されて実質2日。慣れの問題と言われたらそれまでだけど、それにしては長い。もちろん生産性が上がったとは思っていない。

 

4。

ほぼタイトルオンリー。ベロシティというスプリント内で達成したポイント数という指標を上げることだけが目標になっていることが精神的な重圧しかない。

やりづらい理由というのは、スクラム自体の性質によるもので、ベロシティを上げる(計上する)ためにはProject Ownerが「受け入れ基準に沿っていて受け入れるか」を必ず判断する。POが判断するためにメンバーはレビュー時にストーリー単位でデモをやるんだけど、このデモができないと「そのストーリー分のポイントは受け入れされない=ポイントが計上されない=そのポイント分進捗計画割れしている」ということが起きる。そのためストーリーを分割して進捗しているかのように見せかけるんだけど、「作っているけど進捗しているように見えない」状況があって、やってる感がしない、進んでいる感じがしない

 

4つほど出してみた。

どれもこれも個人の事情が多々含まれている。

 

今のところメリットは見えていないけど、POとスクラムについて話したときに「ひとまず定型を入れてみて、やってみて、それから考えよう」っていわれてそれは自分も大事なことだと思っているので、3末までは様子見したい。

 

ひとまずほぼ全壊状態のメンタルを戻さないことには何もできないのでそれを最優先で。転職してから1年近くかけて作った業務バランスが無残に破壊されて結構しんどい。ただ「チームとしてどうにかしたい」というマネの意志も聞いていてただ流行りに乗っかったというわけではないので無下に「いやちょっと…」とも言えない。今のチームのスタイルに合わせていく必要もあるし…うーん、新しいことをやるのはいつの時代も難しいなぁ…

2018年簡易まとめと2019年目標

クソアニメ改めポプテピピックを見た後にボボボーボ・ボーボボ見ても「勢いが足りないな」って思えてしまう年末です。

那須連山の裾野に広がる10代を過ごした地元は年末に訪れた暴れん坊将軍がいるため近づけません。仕方がないので八溝山地阿武隈高地の狭間にある祖父母宅に避難してきました。寒いだけで降雪はないので平和です。気温だけはびっくりするほど下がっているので凍結だけが怖いです。あと風邪ひいたようです。つらい。

 

さて、2018年は転職して心機一転開発者の道を歩むことになり、その影響であわただしく過ごしていたらあっという間に12月でした。業務上の振り返りは社内でやったので、プライベートな振り返りを。

 

 

と思ったんだけど、「車取得した」とか「本格的にモルトへ手を出し始めた」しかなかった。1年でこれだけです。この二つとも大きな転換点ではあるんですがネタにはならない。

今年は上で触れたとおり転職したこともあって業務量が爆増、担当業務も前職とは180度変更といったことが重なって、仕事に忙殺されてプライベートが疎かになってしまったような気がしています。

 

なので、2019年はパートナー探しをしたいですね。一人で夜ドライブに出かけても行った先で見れる刹那の景色の感動を共有できないのでとてもつらかったりします。今まではそれがソロドライブの特権だと思ってきたけど、最近ではそれを誰かと共有したいと思い始めてきました。だいぶ意識が変わりましたね。三十路越えてそろそろ落ち着くところに落ち着きたい気持ちも徐々に出てきたので、2019年はそういったことを進めていく1年にしたいなと決めました。こういうことはネットに残しておけば逃げようもなくなるので、今まで数年サボってきた分やろうと。

(誰が見てるかわからない反面見られていないことも多いですけど)

 

ただ、そうは言ったものの今のところ有効な手立ては見つからないですが、そういったところから探していかないとですね。マッチング系のサービスは周囲でも実績はあるんですが、まだサクラの存在にビビっているので手が出ません。手を出す必要はあるというのはわかっているので遅かれ早かれ登録するんでないかと。

 

今年も紅白やガキ使が始まってもう残りわずかですが、皆様よいお年を。

 

「最近アニメ見てねーなー」って奴の懐メロ

この記事はmohikanz anison Advent Calenderの24日目です。

 

書くと決めてからネタが決めきれなかったのでごった煮。

今年はクソアニメ癒やしキャンプ以外見てないので、10年前を起点に色々リストしてみます。

 

まずは最近寒いんで

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暑苦しいものをピックアップ。 

真ゲッターは懐かしのスーパーロボット全盛時代の作品ですね。本編のゲッターからは少し遅れるけど何度見ても最後のシーンが熱い。竜馬がかっこよすぎるんだわ。

グレンラガンは比較的最近の作品な割に男臭い、全体を通しても熱いアニメでした。何度見てもカミナの死亡シーンで泣くしラストのアンチスパイラル撃破シーンが良すぎる。

 

少し温度を下げるとガンダムシリーズですかね。

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逆シャアνガンダムサザビーの肉弾戦が名シーンだと思います。互いにファンネル積んどきながら大して使わない、物理言語で会話するNT。

EWはヒイロがWガンダムを無駄使いする作品です。初っ端五飛に落とされたあと、そのまま深海で寝てラストシェルター破壊に現れる、まさにいいとこ取り。仕事しろ。

Gガンはガンダム乗ってドラゴンボールの世界をやってるような、ガンダムシリーズにしてはだいぶ毛色が違いますね。ドモンと東方不敗の師弟対決は必見。

 

逆にこういうのもありですよね。 

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ハルヒラブライブっていう鉄板どころ。なんだかんだ世代なので馴染み深いです。どちらもカラオケで歌うこともあるくらい。歌うと大抵喉が死ぬけども。

ハレ晴レユカイは振りも覚えたけど、まぁ使うことなかったね。

 

色々見てきた記憶はあるけど思い入れのある曲がすぐに浮かんだし、ネタにも書きやすいなって。